当院では“説明する”ことが最も重要と考えています。開業して以来、当院に初めて来られる方に説明をしていると「初めて聞いた」と言われることがあります。
何故、病気になったのか?
どういう治療をするのか?
これらを知らずに治療を受けて頂いても、再発する可能性が高く、結局歯を抜くことになってしまいます。そのため、当院では患者様にわかりやすく説明する為に資料を作製したり、模型を使って説明しています。一つの目標として皆さんに歯科医療の難しさを知って頂き、入れ歯にならない為にどうすればいいのかが伝わるよう日々取り組んでいます。
当院で使っている模型や資料の一部をご紹介いたします。
大人の歯にどのように生え変わるか、虫歯になりやすい部位や磨き方を説明しています。虫歯が歯並びに与える影響や歯並びが何故悪くなるのかを説明して健康な発育のアドバイスをしています。知らない方が多いのですが、口育は授乳期から始まっています。
ご自身で丁寧に歯を磨くことが歯科の基本となります。どの辺りが磨きにくいか、どうすれば磨けるかを説明する模型です。歯の形態を見て頂き、機能を説明するのにも使っています。
顎関節症の方に関節の動き方や何故関節を痛めるのかの説明に用いています。また、骨格というのはどうなっているのかどのように成長するのかを説明し歯を支える顎の骨の重要性を伝えるようにしています。
残念ながら歯を抜くことになった方に、どのような治療方法があるのかを説明します。どの治療方法にも利点と欠点があるのでわかりやすく伝えるようにしています。
歯周病がどのよう進んでいくのか、どのような治療になるのかを説明しています。身の周りに入れ歯の方はたくさんおられるのですが、いまだに歯周病の治療の難しさや怖さを知らない方もたくさんおられると思います。
虫歯と言っても進行に応じて治し方が変わってきます。虫歯の進行や治療方法を説明するのに使っています。歯にトラブルが起こってからこられると治療に回数がかかる理由や歯を残すことが難しくなっていくことを説明しています。
虫歯、歯周病といっても病気の進行具合によって治療方法は大きく変わります。その病態を説明する模型です。お口の中には色々な病気があります。それぞれにかかった原因や治療方法が違うのでわかりやすくお伝えするよう努力しています。
模型だけではなかなか説明しきれないことがあります。色々な資料を見て頂くことによって病気の原因の理解を深めて頂くために作製しています。そして、何故この治療方法をとるのか等を説明する為に論文やデータを見て頂くこともあります。歯科医療も複雑になってきたので、年々資料は増えていっています。
以上のように模型や論文、データを見て頂いて病気になった原因や治療の必要性をできるだけわかり易く説明するように心がけています。口育は乳児から始まっています。できるだけ正しい知識をわかり易くお伝えできるように努力しているので気軽に相談して下さい。